その服まだ着れるかも?ダイロン使って自分で服を染めてみた
こんにちは、寒くて活動量が落ちているほびおです。手持ちの着なくなった服、タンスの奥にありませんか? どうしてこんな色の服買ったんだ、と買った後にあまり着なくなっていたブルゾンがあったため今回はそれを染めてみました。
目次
使用したのはダイロン
ダイロンという染色粉があるのご存じですか。イギリス製の家庭用染料ということで、向こうの国では自分で染めることが日本より比較的一般的なのかもしれません。
色んな色がありますが、今回は赤いブルゾンを黒く染めるためにNo.08のエボニーブラックを二つ使用しました。そのほかに用意したものは以下の通りです。
・一斗缶
・ゴム手袋
・泡だて器
・塩
案外用意するものが面倒でなかなか行為に至りませんでした。一斗缶でなくても大きなバケツなどで代用はできると思いますが、僕は途中でお湯を冷ましたくなかったため、少しずつ一斗缶を煮ながら使用しました。余った一斗缶は燻製マシンにでも利用します。
染めてみる
説明書が一応ついていますが、小さく見にくいので、このページが参考になりました。
結構たいそうな準備が必要ですが、やってみると意外と簡単。結果を見てみましょう。
染める前の服がこちら。
若干色あせた赤色です。素材はタグの通り。
ポリエステルが染色できないとあるため、事前に服のどの部分にポリエステルが使用されているか確認するのが無難です。
そして染めた後がこちら。
思い描いていた真っ黒には到底及ばず…これは事前に僕の調査不足でしたが、ダイロンはもともとの素材の色によって染められる色の範囲が決まっているとか。赤い服を黄色に染めようとしてもそれはできません。元の色より基本は濃く暗い色に染色することができます。
今回の例では赤い服を黒で染めることでワインレッドという結果になりました。3袋くらい使用しているとまた違った結果が得られたかもしれません。さらにステッチが赤いまま残ってしまいました。これは服のステッチ部分にポリエステルが使用されることが多く、それが綺麗に染まらなかったためです。服全体の色については、12色相環を参考に、元の服の生地の色と使用するダイロンでイメージをすると上手くいくと思います。上記で紹介したダイロンのページにサンプル画像もあるためそれも参考になります。
まとめ
これからこの服を着るかと考えると、このままなさそうですが、いい勉強になりました。色は勉強不足で思い通りにいきませんでしたが、染色自体はムラなく綺麗に染め上げることができました。サイズ感やデザインが気に入って現在は販売していない服などがあれば、ダイロンでリメイクすると長く着用できますね。